問い合わせフォーム入力代行サービスと自動ツール、どちらがおすすめ?
公開日:2023/06/15 最終更新日:2023/04/05
問い合わせフォーム営業とは、企業のホームページに設置された問い合わせフォームに営業文章を入力し送信することで見込み客やアポを獲得する営業手法です。自社のスタッフが手作業で行う場合は時間も手間もかかります。入力代行サービスや自動ツールを利用している企業も増えていますが、どちらのほうがおすすめなのか検証しましょう。
入力代行サービスの魅力
問い合わせフォームへの入力を代行するのが、入力代行サービスです。入力代行会社が自社の営業スタッフに代わり、問い合わせフォームへ入力、送信していきます。問い合わせフォームの入力を自社で行った場合、メール営業のように一斉送信できず、1社づつ送信しなければならないため、送信に時間がかかってしまうのです。
さらに問い合わせフォームも複数用意されていることもあるので、なおさら時間をとられるでしょう。多くのリストも必要となるため、WEBサイトから情報収集も行わなければいけません。
また、今後の営業活動に活かすため、返信率などの効果検証も必要となってきますが、アポ獲得やほかの商談のための時間に追われている営業に時間のかかるデータ検証まで行わせることは難しいでしょう。そうした課題を解決してくれるのが入力代行サービスです。
業務内容としては、営業先のリストやURL、文章内容が用意されており単純に入力するだけの場合もあれば、URLを調べる作業やリストや送信文章も代行する場合もあります。作業内容が増えるほど1件あたりにかかる単価も高くなるのです。入力代行サービスに頼むことでいくつかメリットがあります。
コスト削減
費用面でのメリットがあります。営業にかかる人件費を削減できることです。新しく営業を雇うことで人件費がかかってしまいますが、問い合わせフォームの営業をアウトソーシングすることによって、自社で作業することにより発生するコストよりも安く頼むことができます。
作業量の削減
問い合わせフォーム営業の作業としては、入力だけではなく、営業リスト作成などにも多くの時間がかかります。本来は商品開発や品質向上などに対しても力を注ぐ必要があるスタッフの業務に支障がでる場合もあるでしょう。自社スタッフが行う作業を削減し、短期間で効率的に行うサービスであるため、その分本来の業務に集中させることが可能です。
データ検証が可能
代行会社の中には効果測定もしてくれるところがあります。問い合わせの反応率を測定したり、営業文のABテストを実施しているところもあるので、データ検証を効率的に行うことが可能です。
入力自動ツールの魅力
問い合わせフォーム営業で、効率的に行う方法としてフォーム入力代行サービスを紹介しましたが、同等の効果が得られるとして人気なのが入力自動ツールです。リスト作成から送信まで自動で行うツールを利用することで、効果的な営業活動が実現します。
入力自動ツールには、アプローチ先の営業リストも自動で検索し、選定してくれるツールもあれば、自社で作成した営業リストに対して情報を補完してくれるものもあります。
さらに、フォーム投稿機能が充実しているツールもあり、複数の文章パターンを登録して、反応の高い文章を検証するABテストができるタイプもあり、クオリティの高い営業も可能です。メリットとしては、入力代行サービスと同じように、コスト削減と作業の効率化を実現します。
少人数のスタッフでも外注せずに効率的な営業が可能となるので、他社に丸投げはしたくないけど効率化をしたい場合におすすめです。また、効果測定のできる機能やABテストが実施できる機能もあるので、今後の営業にプラスとなり売上にもつながるでしょう。
結論としてどちらがおすすめなの?
これまで入力代行サービスと自動ツールのそれぞれの魅力について紹介してきました。どちらも、人件費のコストを削減することが可能で、作業を効率化してくれ、効果検証まで行うことができます。そのため、どちらを選んでも効果は期待できるのですが、自動ツールを利用する場合には、いくつか注意が必要です。
送信数を管理
自動ツールでは1日で多くの企業にアプローチができますが、管理できないほどの数を送らないように注意が必要です。また、まったく反応のないままの営業文章で送り続けてしまうことになりかねないので、反応をみながら改善していく必要があるでしょう。
フォーム成功率
自動ツールではシステムが自動でフォームに投稿するため、成功率は40%程度となっています。10,000件のフォーム配信を月にする契約をしていた場合、実際は4,000件程度の配信しかされないことになるのです。そのため、契約するフォーム配信数が失敗したものが含まれるのか含まれないのか確認しておきましょう。
クレームに注意
営業メールお断りと記載しているにもかかわらず、問い合わせフォームに営業メールで問い合わせをしてしまうとトラブルに発展する可能性があります。また、採用フォームや予約専用フォームにもかかわらず、営業メールを送ってしまうことでもクレームを受ける場合もあるでしょう。
ほかにも、既存のクライアントにも営業メールを送ってしまったり、同じ企業に何度も送ってしまったりする場合もあり、クレームにつながりやすいという点に注意が必要です。
まとめ
最近注目を集めている問い合わせフォーム営業ですが、自社で行うには作業の手間や時間が多くかかってしまうため、入力代行サービスを頼んだり自動ツールを利用したりする企業も増えています。しかし、どちらにも同等のメリットがあるため、どちらがおすすめなのか迷うところでしょう。デメリットなどを考慮すると、自動ツールではクレームにつながりやすいことからも入力代行サービスを利用するほうがいいでしょう。